9.29.2008

『飯田の宝』・・・まちかど博物館

 城下町である飯田には、高度な技術をもった職人さんが何人もおられます。
 生活に必要な物は簡単に手に入り、使い捨てにしがちな現在。本物の職人さんやていねいに手作りされた『もの』に触れることはなかなかありません。
 平成18年度より飯田市教育委員会では、
① 地域の伝統工芸や職人さんの生き様に触れ、飯田のよさを再発見してほしい。
② 親子で職人さんに弟子入り体験させてもらい、楽しみながらやり遂げることで、個々(親も子も)のよさを発見し、親子のつながりをより深めてほしい。
 という願いをもって『小学校高学年 親子職人体験講座』を開催してきました。
 ご協力いただいたのは、

平成18年度
★ いながき工房(紬・草木染め) 稲垣昭吾さん







★ 牧島刺繍店(ミシン刺繍)   牧島 隆さん







★ 吾妻屋曲物店(曲げ物)    小笠原達夫さん









平成19年度

★ 金山布団店(ふとん)     松澤登喜子さん







★ 綿屋提灯店(ちょうちん)   原 章二さん







★ 田中裂き織り工房(裂き織り) 田中百合子さん









 の6人の職人さん方です。

 飯田が『人形劇フェスタ』で活気づく8月始め、6軒の工房や店頭には、『まちかど博物館』の看板を設置させていただきました。これは、昨年度公募で飯田長姫高校美術部の小松さんがデザインしてくださり、阿智村で工房 菜やを営んでおられる水上雅彦さんご夫妻により、自然の木を生かして丁寧に作られた看板です。
 道ゆく人に「これは何の看板かな?」と興味を持ってもらい、『飯田の宝ともいえる職人さんの技術と精神』がそこにある事を知ってもらいたいと思います。今後も親子体験の講師や見学等でご協力いただける職人さんを募集し、ご協力いただき、飯田の良さを広く伝えるとともに、いずれは飯田に帰ってきて地元をもり立ててくれる子どもたちの“育ち”にお力添えをいただきたいと思います。

 今年度の親子体験講座第一弾は、10月5日から行われる『裂き織り体験』です。続いて2月に『座布団づくり体験』3月に『提灯づくり体験』と、普段なかなかできない体験が用意されています。小学校高学年の子どもさんとお家の方、時間を作って『手仕事の達人にいざ弟子入り!』してみませんか?

 まちかど博物館マップはこちら

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大量生産で安価で、
でもとても心がこもっているとは言えない品々にあふれかえっている昨今、
精魂込めて物作りをされている方々のお仕事を知ったり、体験したりするのはとても価値のあることだと思います。
飯田にもまだ大勢こういった職人さんたちがいることを知り、驚き、一方で、これを子どもたちに知ってもらうことって大事だなあとつくづく感じます。
職人さんたちのご理解ご協力も有り難いですね。これからも頑張ってください。応援しています。

飯田から始まる、地域教育 さんのコメント...

tocotocoさん
コメントありがとうございます。
私たちも知らない職人さんはまだまだ大勢いらっしゃると思いますので、どんどん発掘し、このような形で広くPRできればいいと思います。
tocotocoさんの知っている情報があれば教えてください。