9.18.2008

『西中チャレンジウィーク』シリーズ④ 「人に食べてもらうには、食べ物を知る・・・インド料理クリシュナ」

 美味しそうなカレーの香りが漂っている厨房で、西中の女子生徒Aさんが、ジャガイモの皮むきをし、その隣で店長さんがインド料理でカレーと一緒に出されるナンの生地をこねています。
 見ると、美味しそうなカレーが入った鍋が2つ。家で料理をほとんどしないというAさんは、
 「最初から最後までカレーを作ったのが初めてだったので、難しかったけどうれしい。」
 と話します。カレーは、店長さんに教えてもらいながらAさんが作り上げたとのこと。なかなかの出来栄えです。

 今回の職場体験では、「人に食べてもらうには、まず食べる物を知る事」との店長さんの考えのもと、お店の裏にある畑で、Aさんは耕運機を使って畑作業もさせてもらったそうです。
 Aさんの働きぶりについては、「最初と比べれば要領が良くなったし、言われなくても行動できるようになった。先日ちょっと頑張りすぎてダウンしちゃったみたいです(笑)」と振り返ります。

 Aさんへの「体験のなかで1番難しかったことは?」との質問に、横から店長の「おじさんとのコミュニケーションだよね。(ご本人談です!)」のツッコミが入ります。
 「働く事はつらい事ばかり。でも自分が苦労した分、他人を楽にさせられる。それが仕事。」
 と話す店長さん。こんな店長さんのもと、Aさんはきっと何にも替えがたい体験ができたものと思います。
 カレーのいい香りと店長さんの人柄に触れ、今度はこのお店に客として来ようと思いながら、次の取材先に向かったのでした。

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