9.11.2008

第2回飯田市みんなで子育てパワーアップ講座が開催されました。

 9月1日(月)に松尾公民館にて、みんなで子育てパワーアップ講座の第2回が開催され、約30名の方が参加されました。

 今回の講座は、東京都世田谷区で子育て支援事業を行う会社『アミーゴプリュス、LLC』の代表社員である市川望美さんを講師に迎え、『子育てはハンディじゃなくキャリア!』のテーマで講演とグループトークを行いました。

 市川さんは、自身の子育て中に出会った子育て支援サークル『amigo』の活動に関わるうちに、「地域」や「相互支援」に興味を持ち、勤めていたIT系企業の総合職を辞し、『amigo』のスタッフとして活動を開始。その後「やりたいことをやり続けるための基盤」や子育て支援事業に新しい価値をプラス(プリュス)したいとの思いから、『amigo』の企画系スタッフの仲間と一緒に『アミーゴプリュス、LLC』を立ち上げ、現在代表として、産前・産後のサポート、地域の子育て支援のコンサルティングの活動をされています。

 市川さんは、『amigo』に出会った当初に、サークルのスタッフの「困ったときはみんなで支えあえばいい。出来る事をみんなにやってあげればいい。」の考え方に感銘を受けたそうです。特別な資格がなくても、自分がやれることを相手に教えてあげる。相手が困っていれば自分なりの経験を伝えてあげる。自分がしてもらったことを相手にもしてあげたい。そんな「子育て“相互”支援」への思いから、活動に深く関わるようになったそうです。

 「子育ては決してハンディではない。自分が何をしたいのか、どうありたいのかを考え、まず行動してみるのが大事。キャリアとは、人生や生き方そのもののことです。『みんなで一緒にやろう』の気持ちが大切です。」市川さんのお話に、受講生はメモを取ったり、うなずいたり、興味深く聞き入っていました。

 講演後は、数名に分かれ、グループトークを行いました。「自分が今どんな状況にあるか(疲れている状態から元気な状態など)」の簡単なセルフチェックや、今回の講演についての自分の考えを持ち寄り、各グループの代表者が発表しあいました。「市川さんの前向きな考えや行動力がすばらしいと思った。」「要求するばかりでなく、お互いに助けあうこと、『一緒にやろうよ』の気持ちを大切にしたい。」「たくさんの人が集まると、多くのことが生まれる。資格がなくても出来ることをやればいいんだと思った。」などの意見が発表されました。

 IT系企業の総合職から転身し、子育て支援の活動に携わるようになった市川さんのお話は、自分の経験と重ねた身近な話として引き込まれた受講者も多かったのではないでしょうか。また前向きな市川さんのお話に、共感を得たり元気をもらった方も多かったと思います。

 「子どもが活き活きと育つために、自分もイキイキとしていたい。」と子どもを持つ多くのお母さんたちが感じていると思います。市川さんのお話が、子育てに悩みを抱えているお母さんや、子育て支援に関わっている受講者さんにとって、一つのヒントとなり、より元気に生活してもらえればうれしいと思います。

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