8.18.2008

世界で一つだけの勾玉(まがたま)づくり

 教育委員会文化財保護係・上郷考古博物館では、市民プール跡地に人形劇フェスタ期間中に設けられた特設会場に於いて、8月8日に「勾玉作り体験」を行いました。
 35℃を超える猛暑の中、約70名の親子が秩父より取り寄せた滑石(かっせき)に、まず自分で下絵を書きそれをサンドペーパーでこすり、世界で一つだけの勾玉を作りました。
 M小学校3年のまほちゃん、1年のゆなちゃん、T保育園年少のかずき君の3兄弟は、お母さんに見守られ黙々と石をこすります。
 爪でこすっても削れてくるほど柔らかい石のため、かずき君にも削ることができます。副産物の白い粉は子どもたちにとって魅力的なもの。指でつまむとサラサラと気持ちよく、「フー!」なんて吹くとワーっと舞い上がります。まほちゃんは自分からやろうと言い出しただけあって、さすがに集中して削っています。妹のゆなちゃんもいい感じで形になってきました。
 かずきくんは…ほっぺにおしろい(?)を付け、お母さんの手を借りながら楽しそうに作業をします。

 大人も子どもも同じように作れること、自分の思う形になることが、子どもたちが集中する要因のようです。
 指導にあたった学芸員も舌をまく見事なできばえの親子もいたようです。

 Z保育園のわかなちゃんとM保育園のゆめかちゃんは、ゆめかちゃんがZ保育園にいた頃からの友達。一緒に勾玉作りを楽しみました。「1時間くらいかかったかな?集中してできたね!」とお母さん方も満足そう。
 ステキな勾玉を手に4人で記念撮影!パチリ!!

 暑いけど笑顔がはじける会場でした。

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