12.20.2007

教育委員会によるキャリア教育支援

 地育力の3つの柱の1つ、“キャリア教育”

 飯田市教育委員会では、今年度からキャリア教育コーディネーターを配置し「キャリア教育の支援」の取り組みを始めました。メインは、中学生の職場体験学習のための職場開拓のコーディネート。 飯田市には、中学校が10校、1学年当たりの生徒数が1100余人います。事業所の数は6500余。ただ、今年度職場体験学習の受入れをしていただいたのは300余社。まだまだ受入れ事業所数を増やしていく取り組みが必要だと感じています。
 
 さて、そういう中で始まった教育委員会によるコーディネートとは・・・
 まずは、年度当初に職場体験学習の受入れをしていただける職場を募集しました。その結果150社ほどの事業所に手を上げていただくことができました。
 その事業所に対して各学校の実施日をお知らせし、その日に最大何人まで受入可能かを確認し、その結果を学校に提示します。
 学校は、その結果をもとに子供たちの希望を取りながら割振りし教育委員会に提出。教育委員会は、その希望人数を各事業所に通知し、これで受入れ事業所の確定となります。
 あとは、担当の先生や生徒が直接事業所と連絡を取り合い、職場体験学習当日に向けて準備を進めるということになります。

 このコーディネートシステムについては、概ね事業所の皆さんからは「受入れ計画が立てやすくなった。」「窓口が一本化されていて良い。」といった声が聞かれています。
 また、学校側からも「職場開拓は大変労力がいることだからありがたい。」「職場の選択肢が増えた。」などの声があがっています。
 まだまだ初年度ということもありこのシステムには課題も残されていますが、教育委員会ではキャリア教育をより効果的なものにしていくために、より良いシステム作りをしていきたいと考えています。

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