2.03.2009

未来の“マイスター”は君だ!!

 1月17日土曜日、シチズン平和時計で、『未来の“マイスター”は君だ!』が開催されました。昨年秋の旭松食品㈱の納豆づくり体験に続き、今年度2回目のスーパーサイエンス推進事業です。
 時計の仕組みや時計作りに触れて「マイスター」と呼ばれる熟練した時計職人さんに少しでも近づいてみよう、という企画です。親子15組が参加しました。

 まずは、会社の概要や時間・時計についての勉強をしました。
 今年で還暦を迎えたシチズン平和時計㈱。この工場では、「エコドライブ」と呼ばれる光で動く地球に優しい時計を作っているそうです。省エネ・省資源・省スペースといった取組みも徹底されていて、本気で地球環境を考えながら時計づくりをしている会社なんだということがわかりました。
 時間・時計の勉強では、最近よくお店でも目にするようになった「電波時計」のお話もありました。常に正しい時を刻むことができる電波時計。その正しい時刻の電波を発信している電波塔が、世界には5つあるそうですが、そのうち2つは日本の福島県と佐賀県にあるということでした。

 次に工場内を案内していただきました。さすが大企業です。工場内は広くてとてもキレイでした。特にマイスターさんたちの作業所は、ゆったりとしたスペースでとてもキレイです。マイスターさんが作る高級腕時計は、機械では作れない、とても細かい作業の積み重ねで作りあげるとの事。数ミリの小さなネジを、ピンセットで正確にはめていきます。見ていると気の遠くなるような作業ですが、マイスターさんたちは、すばやく正確に時計を仕上げていきます。
「マイスターさんって女性が多いんですね」
「うちはもともと女性が多かったんですが、やはり細かい作業は女性の方が向いているんですよ」と従業員さん。
 マイスターさんの一人に
「細かい作業で大変ですね」と言うと、
「やはり目が疲れますね。作ってる時計はいいものですから、ずっと長く持てますよ。」といいながら、腕にはめている時計を誇らしげに見せてくれました。
 機械にも出来ない細かい作業は人の手で作るなんて、やっぱり人の手ってすごいですね。

 時計のベルトになるワニ皮も子どもたちに触らせてもらいました。
「うえ~っ」といいながらも、ワニの形をした皮を持ち上げてまじまじと見つめる子どもたち。
 機械で時計を作っている作業所では、目の回るような速さで機械が時計を作り上げていきます。子ども以上に身を乗り出しているお父さんも・・・。
「1日に、この機械でどのくらいの時計ができると思いますか?」
「1,000個」「もう一声!」「1億個!」
「それは多すぎるかな。正解は、10万個です。飯田市の人口と同じだけ作れるんだよ。」
「・・・」子どもたちはあまりピンとこないようですが、大人は「へエ~」

 見学の後は、親子で時計の組み立てに挑戦です。女性マイスターさんたちが席を回って、分からないところを見てくれます。親子で顔を寄せ合い、時計を作り上げていきます。時折「こうだよね」と顔を見合わせてはにっこり。
 マイスターさんが時計を横から見ては、「金属片が少し外に出てるね。きちんと入れてみて」などと丁寧に教えてくれます。言われた通りにきちんと子ども達ができると、マイスターさんは「そうそう、上手だよ。」と優しい笑顔で応えます。褒めてもらって、子どもだけでなく、お父さんお母さんもうれしそうでした。

 最後に参加者の皆さんに書いていただいたアンケートからも、特に電池交換の体験が印象に残ったようです。こんなに細かな部品がたくさん使われているなんて知らなかったと・・・

 電池交換が終わり、動くようになった時計は記念にお持ち帰りです。小さな未来のマイスターたちは満足そうに、今日1日の思い出も一緒に持ち帰っていきました。

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