浜井場小は、今年度文部科学省の「農山漁村におけるふるさと生活体験校」に指定されました。年間を通じて、遠山郷(飯田市南信濃・上村)での学習・農家民泊を通して農家体験学習を行います。
遠山郷の学習の第1弾として、この日は、木沢地区活性化推進協議会の皆さんが講師を務め、木沢小学校の歴史、遠山郷の歴史などを学習しました。
昼食は、木沢地区の女性を講師に木沢地区の郷土料理・地元の野菜を使った料理を作って味わいました。
また児童たちは、昼食後、校舎の掃除を行い見違えるほどきれいになった姿に驚いていました。
木沢活性化推進協議会の松下会長は、「先人たちが残してきた小学校に子どもたちが戻ってきた。校舎も先人たちも大変喜んでいる事でしょう。」何度も子どもたちに話しかけていました。
講師を務めた岩島さんは、この日のために遠山郷の歴史・食文化・産業を子どもたち向けに絵を描いてきていただきました。
近所の方も「今日は、校歌が聞こえるし、大勢の子どもの声がするが何があったのかな」とお見えになり、浜井場小の学習を行っている事をお話しすると、「小学校は子どもが一番似合うね」と喜んで頂きました。
浜井場小の学習は、子どもたちに足りない実体験からの生きた学習を目指しています。子どもたちや関わった保護者だけではなく、関わった地域の方さらには近所の方にも元気を与える結果となりました。
次回は、「霜月まつり」の学習を木沢小学校で行う事になっています。12月には「霜月まつり」に参加する計画です。子どもばかりでなく関わった保護者・地域の方に元気と地域への誇りを与えてくれる地育力による学習を目指しています。
木沢小学校について(木沢小学校ホームページより抜粋)
木沢小学校は明治5年に修身学校の名で発足しました。現校舎は昭和7年に作られたもので、昔ながらの木造の建物が残っています。生徒数は昭和20年に310名、昭和34年に264名を数えましたが、その後は減少の一途をたどり、平成3年に休校となった時点での生徒数は26名でした。
正式に廃校が決定して以降は、研修施設やコンサート会場として臨時に利用されていましたが、木沢活性化委員会が中心となり、なかば常設の形での展示展開催が実現しています。
一階の職員室は遠山山の会による南アルプスの写真とゆかりの品々の展示、二階には木沢霜月祭保存会による霜月祭の展示が行われています。他にも、遠山森林鉄道や遠山川の埋もれ木のコーナー、かつての木沢小学校の子供達の様子などが教室ごとに展示されています。
詳細は、 木沢小学校 http://tohyamago.com/kankou/kizawa/index.html
霜月まつり http://tohyamago.com/simotuki/index.html をご覧ください。
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