7.30.2008

合庁食堂の葵(あおい)さんにお邪魔しました。(緑中職場体験)

 7月29日。この日も30℃を超える暑い日に、地育力スタッフが選んだ昼食場所は、飯田合同庁舎1Fにある食堂、「葵(あおい)」さんです。
 目的はもちろん「昼食」です・・・が、実は緑ヶ丘中学校の2年生が職場体験学習で昨日から3日間お世話になっていることを聞き、その取材も兼ねてお伺いしました。

 到着したのは12:45。合同庁舎の職員の皆さんの食事はほぼ終わっていたため、比較的席が空いており、お客さん数名と従業員の皆さん、そして中学生らしき「研修生」が2名いました。その研修生たちは、2日目ということもあって多少慣れてきたのでしょうか。食事の配膳、食器運び・片付け、台拭きなど、従業員さんの指示をよく聴いて、黙々と働いていました。
 スタッフは、さっそく思い思いのメニューを頼み、どんぶりや中華そばに舌鼓。そんなところへ、家族らしき団体が入ってきました。
 「がんばってるか!」とニコニコとしたおじいちゃん。どうやら研修生の一人のご家族のようです。おじいちゃんおばあちゃんから兄弟まで、みんなで御飯を食べに来てくれたのです。研修生は少々照れ気味でしたが、きっとうれしかったことでしょう。私たちもとてもあたたかな気分になりました。

 帰り際に、中塚社長さんにお話を伺うことができました。
 「研修生には、人と話をするときは特に人の目を見て話をするよう注意しています。「人の目を見てあいさつすると、相手も気持ちいいよ!」とね。」

 と、そのとき、「パリーンッ!!」という大きな物音が。研修生の一人が、器を落として割ってしまったのです。
 社長さんは即座に、「大丈夫? 怪我はしなかった?」と大きな声で心配し、そして私たちスタッフに「失敗していいんな。その積み重ねが大事な。」と。
 中塚社長さんは、「中学生に仕事をやらせてあげる」ではなく、「中学生を育てるんだ」という意識をお持ちだということがひしひしと感じられました。

 葵さんでは「地産地消」の取り組みも積極的にされており、8月第2週には「夏休み子供向け企画」として、地元食材を使用したメニューを予定されています。

 ・8月4日(月)~5日(火)2日間限定 「お山のカレー」
   下栗いも(上村)、ていざナス(天龍村)、鹿肉(南信濃)がたっぷり入ったカレーです。

 ・8月6日(水)~8日(金)3日間限定 「鯉どんぶり」
   小骨が多い鯉ですが、油で揚げてあるので骨まで食べられるそうです。

 飯田下伊那の食材をふんだんに使ったメニューです。子どもたちのお小遣い程度で食べられるとのこと。ご家族みんなでお食事に出かけられてはいかがですか?

7.28.2008

『わが家の「結いタイム」 ~家族のふれあいのために~』 家庭共育(教育)の取組み

 今、子どもたちに、社会や他者に関わる心が育ちにくい状況が生まれています。社会、家庭、学校が複雑に絡み合う中で一概には言えませんが、テレビゲーム機器などの急速な普及やマスメディアから流される圧倒的な情報、また、家庭の中での基本的な体験や世代間交流が少なくなっていることなどが、その大きな一因として考えられています。
 最近もマスメディアの影響、自己肯定感の不足、人と人との対話不足などが原因ではないかとされる凶悪事件が、都会、田舎を問わず全国で発生するようになってしまいました。

 このような状況の中、飯田市教育委員会では、市民の家庭共育(教育)の重要性を訴え、充実を図るために

 『わが家の「結いタイム」 ~家族のふれあいのために~』

 と名付けた啓発活動を展開していくこととしました。
 家族が「共に育つ」事を柱に据え、家族が一緒に過ごす時間を「結いタイム」とし、家族の対話やふれあいを意識的に啓発していきます。
 具体的には、「読書」「体験(お手伝い)」「あいさつ」「会話(メディアと接触しない時間をつくる)」の4つを「水引(みずひき)」を合言葉にして親しみやすく啓発していきます。

※ 「結い」とは、「飯田」の語源とも言われており、ここでは「親と子を結ぶ」ことを託しています。「水引(みずひき)」は、飯田の特産である水引を元に、親子が解けることのない結びで結ばれていることを表します。

◎ 合言葉は『みずひき』

 ①『み』 みんなで話そう スイッチ切って
  親子の対話の促進(テレビ・パソコン・ゲームのスイッチを切る)

 ②『ず』 ずくを出し みんなでお手伝い
  親子いっしょの体験(お手伝い・食事の準備・農作業)

 ③『ひ』 ひろげよう 親子の対話 読書から
  親子で読書(親子で読書・読み聞かせ)

 ④『き』 きもちよい 親子のふれあい あいさつから
  親子であいさつ

 それぞれの家庭で意識的に取組みましょう。

7.25.2008

自分の土器を作ったよ!!

 飯田市上郷考古博物館では、親子でものづくりを体験しながら、歴史に興味を持って欲しいと「縄文土器づくり教室(縄文土器を作ってみよう!)」を開催しました。
 12組の親子・家族を含め、33名の参加者が「my土器」づくりに挑戦です。まず、土器づくりのビデオや展示してある本物の土器を見て、イメージをふくらませます。子供たちは、そのまま使える粘土(テラコッタ粘土)を使用したので、土練りなど手間のかかる野焼き粘土を使い大汗をかいている大人たちを尻目に、どんどん形ができていきます。

 いろいろな道具を使い模様の研究を始める子、個性的な器形をめざし何度も作り直している子などそれぞれ楽しそうに、でも真剣です。
 「丸いボタンの土器ができてうれしい!焼く時こわれないか心配だな・・・」
 「粘土をヘビみたいにして作るのがおもしろい!」
 と子どもたちは粘土遊びの要領で工夫し、いきいきと作り上げます。作り始めて約3時間(なかには昼食持参で午後まで熱心に取り組んだ方もおられました。)、思い思いの縄文土器ができあがりました。

 保護者からは、
 「親子で模様や形について相談しながら楽しくできました。」
 「自分の方が余裕がなくて子どもに手伝ってもらいました。難しいものですね。」
 などの感想が寄せられました。
 大昔の人も、こうして親子で語り合い伝え合いながら土器を作ったのでしょうか…
 「来年はもっとたくさん粘土が欲しい!大きいの作りたいから!!」
 と、もう来年の構想を練っている子どもの声も聞かれました。

 皆さんが作られた土器は、乾燥を兼ねて上郷考古博物館でお休み中。11月16日(土)の野焼きで完成となります。指導してくださった先生方、ありがとうございました。いつもは指導する側の親が子どもに手伝ってもらったり、子どもの想像力の豊かさに驚いたり、会話しながらの楽しい親子体験となりました。